2023年を自分らしく生きる!~タグラインを決めよう~

新年を迎え、気持ちも新たに<2023年の私>をプランされている方も多いと思います。
私も、また<今年やりたいこと100個>を書き出したり、仕事のプランをたてたり。
この時期は、とっても夢があってワクワクしますね。

ただ、昨年1年間を振り返ると、いつも200%自分らしさが活かせていたかというと、非常に疑問です!
昨年末に、年初にたてた「今年やりたいこと」を確認したところ、できていないことのなんと多いことか!
今年こそは!
いや、今年こそは!
そんな繰り返しも、そろそろやめなければなりません。

そこで、目標設定や、アクションプランではなく、自分の【タグライン】を決めることで、理想の毎日、充実した自分らしい日々へ向かっていくご提案をいたします。
私自身、自分が飛躍したと思える年は、この「タグライン」がありました。
最後まで読んでいただけると、2023年が「私らしさの連続」であり、「予定以上の成果」が出ること間違いないと思います!

目次

そもそもタグラインって?

改めまして。
ブランディングコンサルタント、セカンドキャリアコーチの藤崎晶子です。
私は、日々、クライアント様の、ブランディングを通じて「在りたい姿」を共に追求し、「想いの言語化・ビジュアル化」のお手伝いをしています。
そんな私が、自分自身をプランするとき、やはりベースとなる考え方は<ブランディング>。
自分自身を最高の商品としてブランディングするように、プランしていきます。

「コンセプト」という言葉は、よく聞かれると思います。
コンセプトは、ありたい姿への一連の活動を、集約して一言にまとめたもの。

一方「タグライン」は、ありたい姿そのもの。
その存在意義や、価値を定義することです。

一言で言うと、それってなに?

この質問への答えが、<タグライン>です。

タグラインの例

タグラインの例を見てみましょう。

明石家さんまさんの広告で人気となった翻訳機「ポケトーク」。
そのタグラインは、
夢の翻訳機 ポケトーク

シンプルですね。
クリエイティブディレクターの斎藤太郎さんが、ソースネクストの通訳機の仕事を請け負ったとき、
「通訳機は、使えない。少なくとも自分はいらない。」と思ったそうです。
ところが、実際に使ってみるとその精度がすごい!
長文もサラリと翻訳する機能のすごさに驚き、「すごいものが出てきた!」という登場感を演出する流れになりました。
だから、
夢の翻訳機。 なのですね。

当初予定していなかったテレビCMなどを打って、大々的に発売し成功を収めました。
タグラインの「夢の」からもわかるように「登場感」こそが、この商品のタグとなったわけです。

引用)クリエイテイブ問題解決術 齋藤太郎著 東洋経済

2023年 制約なく未来を描く

自分のタグラインを決めるにあたって、あまりにも「ありきたりの」「いつも考えている」言葉で小さくまとめずに、一度制約をはずして自由に考えてみるのもおすすめです。

私たちは、コーチングをするときに、
何の制約もなかったらどうしますか?
という質問をすることがあります。

すると意外に、自分を小さな枠の中に押し込めていたことに気づくことがあります。

もっと自由でいいんだ

制約ってあるようんで、本当はないかもしれない


そう思えたら、より強く自分を後押ししてくれるタグラインをつくることができそうです。

前述の、クリエイティブディレクター斎藤太郎さんは、右肩下がりのサントリーのウイスキー「角瓶」のお手伝いをするようになったとき、
みんなが当たり前のように、「とりあえずハイボール」と言い、一杯目がビールでなくなる世界を思い描いたそうです。
その後、様々な広告やキャンペーンを通じて、「ハイボール」は、メジャーなお酒となり、年配の方のお酒だったウイスキーが、すっかり若い層にも馴染みました。

タクシー配車アプリ「GO]」のマーケティング展開においても、それまでなかなか使われなかったタクシーの配車アプリが
<ビジネスマンの新常識>という絵を描いたそうです。
そのような中から、あの印象的な竹ノ内豊さん演じる「どうする?GOする!」の広告に繋がったのですね。

今、人気がないから
今、知名度がないから
今、環境が整っていないから
そこそこの夢しか描けない

それが残念なのは、商品でも、私たち人でも同じですね。
一度思い切って枠をはずしてみると、そこへ向かう道筋が見えてくるかもしれません。

一言で言えば、それってなに?

タグラインを導き出すのは、こんなシンプルな質問です。
一言で言えば、それってなに?
一言で言えば、私ってなに?


いつもとらわれている枠をはずして、もっと自由に考えていいとしたら

今年の私は、何を目指す?
今年の私が、生み出す価値とは?
今年の私は、人から何と言われる?


沢山書き出してみるのもいいですね。
きっと、何か始めそうな、何か成し遂げそうな、魅力的なあなたのタグラインが生まれると思います。

私のタグラインは

寄り添う力の伝達者

ブランディングにおいても、コーチングにおいても、そして日々の暮らしや、あらゆる場面においても。
「寄り添う」という日本人らしい繊細で優しい感性が、今、必要なのではと考えています。
ブランディングでは、クライアント様にしっかり寄り添って想いを引き出し、さらに顧客となる方の心に寄り添って本当のニーズをさぐり。
コーチングでは、寄り添うコミュニケーションで、未知の自分との出会いを楽しみ。
日々の暮らしやコミュニケーションにおいても、「寄り添う」の大切さを実践し、広めていきたいと思います。

あなたのタグラインは?

皆さんのタグラインは決まりましたか。
魅力的なタグライン。
これを日々の仕事、生活に活かしていくにはどうしたらよいでしょうか。

齋藤太郎さんによると、
クリエイティブに課題を解決するには、<自分の考えて行動する>ことが何より大切だと。
私たちの人生も同じですね。
誰かに言われたから、
皆の目が気になって、
前例がないから、
などなど、自分の考えではなく、世の中や、周りの人々の風潮に流されているだけだと、きっと、せっかく決めたタグラインからどんどん離れていってしまいます。

そうならないために。

タグラインを生きるために、自分で思考し、アイデアを出し、意思決定をする。
潔さなにしは、実現しないのかもしれませんね。

2023年。悔いのない自分らしさを生きるために。
ぜひタグラインを意識してみてください。
言語化が難しい、伴走者が欲しいという方は、いつでもご相談をお受けしております。
コーチング体験

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この記事を書いた人

藤崎 晶子のアバター 藤崎 晶子 ブランディングコンサルタント・セカンドキャリアコーチ・国家資格キャリアコンサルタント

食品、外食、化粧品のブランドマネージャーを経て、2001年より独立。オリジナルメソッドで、イメージコンサルタント養成、独立起業ブランディング、また、企業研修、講演などをおこなう。
多忙な中での高齢出産後、自身のブランディングに迷い、体調まで崩すことを経験。どのような時でも、「その時の自分」を真摯に見つめ認め、「持てる経験を価値にするブランディング」の大切さを痛感する。2020年よりコーチング、ブランディングの仕事を本格化。
現在は、セカンドキャリアのサポート、あいづち道場の主宰、ブランディング×キャリアデザインで、組織・サービス・人の【らしさを言葉に形に】することをサポートしています。

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