他の人と比べない!方法

SNSで、すべての人が、その日常をつぶさに発信できるようになった今。
そこから得られる情報も多いものの、その活動に圧倒されたり、気になったり、自分と比べたり。
SNS上だけでなく、身近な友人との会話でも、
「〇〇さんは凄いな~ 私はどうなんだろう。。。。」
「〇〇さんが、あんな発信しているけど。私だったら、そんな発信はしないな。」
「〇〇さんみたいな方法があるんだ。早く試さないと遅れをとっちゃう。」
などなど。。。
誰かと自分を、安易に比較したり、落ち込んだり。逆に、妙に奮起したり。
時には、それが自分を見失ったり、気持ちが落ち込むことにも繋がりますね。

目次

どうして比べてしまうのでしょう

では、なぜ、人は自分を比較してしまうのでしょう。
これは、人と社会の一員である以上、自然とおこりうる感情とも言えますね。

インターネットやマスコミから知る「誰か」との比較
SNSから知る「知り合い」との比較
リアルなコミュニティの中での「仲間」との比較
小さな社会である家族の中で「夫婦や兄弟姉妹」での比較。

でも、
比較する ⇒ 差がある ⇒ それぞれの得意を活かす
といったように、差を認識することで社会が出来ているとも言えます。
たとえは、その昔(原始時代?)筋力脚力にすぐれた男性が、狩りや漁に出かけ、気配り心配りができる女性が家を守り、子供を育てたように。
差があるから、役割があるとも言えそうです。

でも、現代は、誰もがあらゆる役割を負うことができる中で、「自分だってできるはず」のことを「誰かが上手くやっている」ことに対して、焦りや、不安を感じやすいのかもしれません。

比べるのは悪いことではないけれど

比較し、差があることで、自分の特徴や得意を知る。
という意味では、比べるのは、悪い事ではなさそうです。
それでも、比較することで、マイナス感情になってしまったり、行動が抑制されたりすることもありますね。

「比較する」ことで、どのような「心の揺らぎ」があるのでしょうか。

精神分析理論を創始した心理学者フロイトは、心の構造を三層からなる心理装置として捉えました。(構造論)
■自我(エゴ) 意識的な心の働きで、下記のエスとスーパーエゴを調整する。「現実原則」
■イド(エス) 無意識な本能欲求のことであり、「快楽主義」で働く。
■超自我(スーパーエゴ)自我に対する閲覧機関または理想像の役割。「道徳原理」で働く。

人と比べることによって「自我」に対する危険を感じたら。。。
人は、それを防御しようと反応します。
フロイトの娘であるアンナ・フロイトは、この<防御規制>を整理、提唱しましたが、その中から「人との比較」で起こりうるであろう防御規制をあげてみたいと思います。

抑圧 受けれがたい考えや感情や記憶を、意識の外へ追いやる事
隔離 感情を切り離して、表に出さない事
否認 直視せず、事実として認めない事
合理化 もっともらしい理屈をつけ、納得しようとすること

このような感情は、どちらかといえばマイナス感情をなんとか処理しようとする状態ですね。

摂取(取り入れ)自分の中に、自分以外のものを取り入れようとすること
補償 劣等感に対して、別の得意な性質によってバランスをとること
昇華 衝動を満たすことが許されないときに、社会的・文化的に価値あるものに置き換えること

このような反応であれば、プラスに働く可能性もありますね。
自分の中で矛盾なく自然にできたらいいですね。

理論を知ると、私は、この傾向が強いな~とか、自分の心の動きに敏感になることができますね。
私は、「合理化」と「補償」が多いように感じます。
皆さんは、いかがですか。

自分は自分としてあればいい

人と比較することによって、上記のような様々な反応がおこると思います。
でも、そのことで、あまり揺れたくないな。。とも思いませんか。

【ホールネス】という言葉も耳にすることが多くなりました。
ホールネス=全体性 という意味ですね。
私が私らしく、その全体性を活かして生きていけたら。
ストレスなく、個性を活かしていけそうです。

ホールネスであるためには、ことあるごとに「反応的に」意思決定をしていると、なかなか自分の軸を保つことができません。
何か自我が危険にさらされてるな!と思ったら。

いったん引いて考える
本当に自分に必要な情報かな?
反応すべきことかな?


といたように、落ち着いて対応ができるといいですね。

人と比べてしまうとき、

その方がその方であるように
自分も自分なんだと。。。。


私にも、積み重ねてきた世界があることを思いだして。
「私」を大切に扱えるといいですね。

自信なんてみんな持ってない

大活躍中の「あの人」も、実際にじっくり話を聞くと、実は自信がなかったり、不安を抱えていたり。
また、ただひたすら一生懸命だったり、仕事とプライベートのバランスに悩んでいたり。
話してみないとわからないものだな、と思います。

そう、完璧な自信なんてみんな持ってない。

自信がないことにフォーカスするか
自信がなくても進むことにフォーカスするか


そのどちらかなのかなと思います。

私自身、自信がないけど進んでいた時もあり、また自信をなくして動けなかったときも。
妙に自信を持ちすぎて失敗したこともあります。

ほどよい自信のなさや、それでも絞り出す負けん気は、ずっと進化していくためには、必要なのかもしれません。

私は私の軸でいく

自分という人生を歩んでいく中で、誰をその物語に入れるかは、自分で決めることができます。
心落ち着かない情報であれば、絶ってしまうのもひとつの手だし、よい刺激として享受したってかまわない。
そんなことも、私の軸で決めていけばいいのですね。

「自分軸」「自己決定」は、やはり人生を充実されるための必要不可欠。
自分で、考え、プランして、進んでいこうと思うと、他の人と比べてる時間は、あまりない!?
より、自分を充実させる方に時間を費やしたいですね。

「自分軸」について、ぜひ前回のコラムもご覧ください。

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このような「揺れない私」になるためには、どうしたらよいでしょうか。

前回の「自分軸」のコラムでお伝えしたことと同様に。。。
おすすめは、揺るがない「コンセプト」を持つこと。

企業が、その経営のために「ミッション ビジョン バリュー」を持つように
私たちも、すすむべき方向を示す言葉が必要です。
「ミッション ビジョン バリュー」を決めてもよいし、一言で「コンセプト」を決めてもいいと思います。

私を、これからの私を、一言で表すと?

そこから外れた考え方や情報は、参考にはしても、そのまま取り入れる必要はありません。
どうすれば、このコンセプトが育つかを、一生懸命考える。いつも考える。

そうすれば、自分が揺らがなくなります!

と、私も自分に言い聞かせてます。

小さな言葉が、自分の意識や、行動に働きかけて、コンセプトに沿った人でいられる。
簡単で、いつも使える、ずっと使えるセルププロデュース法です。


まずは、ひとことで!私を表現してみてください。

すると、今まで気になっていた、他の方のことが、青空に流れる雲のように、ふわふわ流れていく感じになります。
雲が過ぎ去ったあとの光を沢山浴びて、ますます自分を輝かせていきましょう!

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この記事を書いた人

藤崎 晶子のアバター 藤崎 晶子 ブランディングコンサルタント・セカンドキャリアコーチ・国家資格キャリアコンサルタント

食品、外食、化粧品のブランドマネージャーを経て、2001年より独立。オリジナルメソッドで、イメージコンサルタント養成、独立起業ブランディング、また、企業研修、講演などをおこなう。
多忙な中での高齢出産後、自身のブランディングに迷い、体調まで崩すことを経験。どのような時でも、「その時の自分」を真摯に見つめ認め、「持てる経験を価値にするブランディング」の大切さを痛感する。2020年よりコーチング、ブランディングの仕事を本格化。
現在は、セカンドキャリアのサポート、あいづち道場の主宰、ブランディング×キャリアデザインで、組織・サービス・人の【らしさを言葉に形に】することをサポートしています。

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