リブランディング 人生もビジネスも再構築

人として生きていると、どんどんと、様々な思い出が溜まっていくように。

ビジネスにおいても、長くおこなっていると様々な経験が積み重なっていきます。
そして、その時々の状況に対処して、新しいサービスが生まれたり、新しい言葉が生まれたり。
ピカピカだったホームページも、なんだか、色々なデザインが重なったてんこ盛り状態になってしまったり。

そのような時は、リブランディングのタイミングですね。
そして、主宰される方が、生き方を見直そうかなと思うタイミングと、重なっていたりします。

目次

どれも魅力的なコンテンツの数々

私も、起業から21年を経て、様々なコンテンツを生み出してきました。
その時々の時流にあったもの。自分が興味を持ったもの。
そして、今も変わらず軸足となっているものも。
3年、5年、10年と、ブランドを続けていく中で、見直す時期というのはありますね。
21年目の私は、3の倍数、5の倍数、10の倍数がほぼ重なる位置に立っているので、これはもう、まさに!
リブランディングの時期です。
仕事のブランディングも、自分自身の生き方も、ちょっと変化してきているなと感じます。

でも、変化するのは勇気がいるもの。

なぜなら、歩んできた道は、どれも愛おしく、コテンツの数々は我が子のようで、切り捨てることなどできないと感じるから。

そして、ひとつひとつに、しっかりと価値がある。。。
ではどうすればよいでしょう。

バラバラにしてみよう

お片づけをするときのメソッドとして、あるものをぜーんぶ、とにかく出してみよう!
というものがあります。
その後、カテゴリー分けして、使う場所にわかりやすく収納していく。
そして、出番の多い、そしてお気に入りのトップ選手を前に前に、手の届くところへ。

ビジネスも、同じかもしれませんね。
今までやってきたこと、提供できること、差別ができることなど、一度全部出してみる。
要素にしてみる。
できるだけ、その「本質」が伝わる短い言葉にしてみる。
そのように、まずは、バラバラにして、目の前にばーっと並べてみるのです。

これからを展望してみよう

提供できることや、魅力的な価値が、ずらりと並んだら。

ちょっと、それを横に置いておいて。
今、そしてこれからに想いを馳せてみましょう。

自分や会社の現状は?
これから目指すのはどこ?
進む方向はどっち?
誰に価値を届けたい?
世の中の流れはどうなってる?

そして、私はどのように生きていきたいか。
どうすれば、よりワクワクするか。
自分×仕事
それは、どこに向かうべき?

リブランディングを阻害するもの

方向性が見えてきて、次なるコンセプトを考えて、一新したい!!!
その時、その動きを阻害するものがあります。

それは。。。

過去への愛着と執着

です。

あの時、がんばったよな~
沢山お客様が来てくれたよね~
会心の出来だったな~

そのような、今までの頑張りや成果。
それが、残念なことに足をひっぱってしまうことも。

変わりたくても変われない。

私自身、何度経験したかわかりません。
自分で、自分の手足を縛っている感じですね。

でも。。。
自分の成果や、スキルを、バラバラにして、小さな要素にしましたね。
ひとつひとつが魅力的な要素になりましたよね。

だから、これからすることは、今までの経験は、何一つ無駄にならない。
安心してください。

過去を消すのではなく、再構築する。

より魅力的に。

より快適に。

より自分らしく。

そのように気持ちが整ったら次のステップです。

再構築してみよう

私と仕事の方向感が見えてきたら、バラバラにした要素を、もう一度眺めてみましょう。

もしかしたら、少し見え方が違ってきたかもしれませんね。
とにかく全て大事!
変えられない!
そう思っていたものが、
すごく魅力的にクローズアップされるもの
意外に影が薄いもの
などなど。。。

それぞれの要素の立ち位置が見えてきます。

そして、目的にあわせ要素を組み合わせ、これからの自分とビジネスに最適化を。
新たな枠組みをつくってみましょう。

キラリと光ってみえるものを中心に。
これから伸びそうなものを中心に。
私がワクワクするものを中心に。

これからフォーカスすべきこと。
それが、これからのあなたのブランドになっていきます。

その他のものは、そこに取り込むことができるかを考えて。
しばらく保留のものが出てくるかもしれません。
人に託すものが出てくるかもしれません。

リブランディングは、ちょっとした勇気や潔さも必要になってきますね。

ワークとライフもシャッフルを

リブランディングをするとき、同時に、自分のワークスタイル、ライフスタイルを見直すチャンスです。

仕事の方向性を整理することが、より自分らしさを発揮できることに繋がるよう。

仕事と、プライベート。

これを、もう分けなくていいとおっしゃっている方もいらっしゃいます。

といいいますか、分けられないと。

確かに、オンラインでのお仕事も増え、副業をされる方も増え、どこからどこまでがお仕事?プライベート?と分類が難しくなってきました。

だとしたら、いっそのこと、まるっと自分の人生というくくりで見直してみるのもいいですね。
お仕事とのつきあい方。
息抜きの時間や、人との交流。

ワークとライフをシャッフルして、快適なる人生を。
その時、取り組んでいるのは、どんなこと?
一緒にいるのは、どんな人?

ビジネスのリブランディングは、自分自身のリブランディングでもあるのです。

行雲流水 流れる時に、身を任せるのも

さて、まさにリブランディングのただ中にある私ですが、最近、知り合いの方に、

流れに身をまかせるのもいいと思うよ。

そんなアドバイスをいただきました。

行雲流水 という言葉があるそうです。
空をゆく雲と川を流れる水のように、執着することなく物に応じ、事に従って行動する、という意味だそう。

行雲流水
11世紀後半の北宋で活躍した、作詞家である蘇軾(そしょく)が残した言葉。「行雲流水」としばしば関連付けて語られるのが、利己的な考えを捨て、穏やかに暮らすことを目指している禅の考え方です。
禅の修行者は「雲水」と呼ばれ、その由来は流れる雲や水と同じく、1カ所にとどまらずに諸国を渡り歩く、行雲流水な禅僧の姿から来ています。類似した言葉は、
「虚心坦懐(きょしんたんかい)」:先入観を持たないこと
「雲煙過眼(うんえんかがん)」:物事に執着しないこと
「天衣無縫(てんいむほう)」:ありのままで自然なこと

女性誌Domaniのサイトより抜粋

逆境にあって、それをプラスにするエネルギーでここまできたような私。
流れに身を任せるということは、あまり考えたことがありませんでした。

でも。。。。
今までの人生、チャンスを掴んだ瞬間を思い起こすと、なんだか、自然に流れに身を任せていた時のような気がします。
とうとうと流れる大河の流れではなく、岩場だらけの激流のこともありましたが。
でも、流れと逆に行こうとはしていなかったなぁと。

仕事も、ビジネスも再構築 リブランディグ

そのような時は、過去を振り返るのではなく、流れに乗って、次の地点へ。
そのような柔軟な気持ちも大切かもしれませんね。
さて、21年の節目。
私自身、どう変わっていくか。
ゆったりと流れに身を任せながら、でもちょっとだけ水面下でバタバタしながら、楽しんでいきたいと思います。

以前も、リブランディングについてコラムを書いています。
今回は、変われない場合の心の持ちようを中心に綴ってみました。
前回は、自分の今のニーズをどのようにチョイスしてブランディングしていくかなどを書いています。
こちらも、ぜひあわせてご覧ください。

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この記事を書いた人

藤崎 晶子のアバター 藤崎 晶子 ブランディングコンサルタント・セカンドキャリアコーチ・国家資格キャリアコンサルタント

食品、外食、化粧品のブランドマネージャーを経て、2001年より独立。オリジナルメソッドで、イメージコンサルタント養成、独立起業ブランディング、また、企業研修、講演などをおこなう。
多忙な中での高齢出産後、自身のブランディングに迷い、体調まで崩すことを経験。どのような時でも、「その時の自分」を真摯に見つめ認め、「持てる経験を価値にするブランディング」の大切さを痛感する。2020年よりコーチング、ブランディングの仕事を本格化。
現在は、セカンドキャリアのサポート、あいづち道場の主宰、ブランディング×キャリアデザインで、組織・サービス・人の【らしさを言葉に形に】することをサポートしています。

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